01 April 2012
チェーン・ポイズン (本多孝好)
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主人公の女性が、ある条件と引き替えに自殺を一年間先延ばしする、というお話です。
結末がわかっている状態から話がスタートするので、考えが変わって生きることにするのか、それとも自殺してしまうのか、というハラハラ感はないんだけど、一年の間に主人公が自分を取り巻く環境の移り変わりに巻き込まれて、考え方が変化していくところが面白いと思いました。
心に残った言葉。
「人はみな孤独です。誰だって一人分の孤独を抱えている。そんなものに重いも軽いもない。等しく一人分の孤独を抱えている。一人分の孤独になら耐えられる。そういう耐性を人間は備えているはずです」
「本当に死ぬ気なら、その自殺、一年待ってみませんか?」
主人公の女性が子供を抱きしめる場面で思わずグっときてうっかり泣いてしまった。何だか未来をギュッと抱きしめている感じがしたなぁ。
約 420 ページ。
終わりの部分がどうしても理解できなかったので、もう一度読んでみるつもりです。
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